3.11から一年。
テーマ:ブログ
震災から一年が経ちました。
被災で亡くなられた方々へご冥福をお祈り致します。
今でもあの日の事は鮮明に覚えてる。
恵比寿付近をバイクで走ってました。
後ろの方からどんどん突き上げてくる振動に気づいて脇道に反れて止まったら一番の揺れ。
ビルの中にいた人達が一気に降りてきて街中がまるで満員電車のようでした。
それからも何度か大きな揺れが続いて、街頭のテレビの中継をひたすら見てた。
何度も皆と連絡をとろうとしても電波障害で通じなくて心配やったけど、時間が経つにつれちょっとずつ繋がって無事を確認出来た。
夜は家に帰れない人達の行列。
更に車が大渋滞。
東京でもこんなにもどうにも出来なくなるものかと痛感しました。
そして、
自分に何か出来る事は無いかと考え、制作したのが「Glory Days」
元々は歌詞が完成してた曲で、
レコーディング間近でしたが、
地震によるスタジオの機材の故障などで日程が延期に。
共に制作してた「光永亮太」くんとレコード会社スタッフと相談して、
急遽歌詞を震災に向けた応援ソングにする事にしました。
あの時の自分の精一杯の気持ちを歌詞にした「Glory Days」は、第93回全国高校野球岩手県大会のテーマソングになりました。
初めて岩手に行ったのは7月。
県大会の準決勝と決勝を応援しに行きました。
その際、IAT岩手朝日テレビ、FM岩手、各雑誌社、岩手日報等の方々の協力のもと、「Glory Days」を大きく岩手で拡げる事が出来ました。
そして初めて被災地に行ったのが10月。
IAT岩手朝日テレビの方に車で連れて行って頂きました。
走っても走っても震災の影響を感じなくて、もうすぐ海が見えるよと言われた場所の先から唖然。
何にも無かった。
元々の町を知らなくても簡単に津波の被害の大きさがわかった。
それまではテレビで見る風景しか知らなかったから、どっか遠く感じてたと思う。
でもこの日に、より一層自分に何か出来る事を考えるようになりました。
そしてその一ヶ月後。
盛岡のmusician「松本哲也」さんが代表の団体「復興食堂」に参加しました。
この日は大船渡の福祉の里センターで2日間、LIVEと炊き出しに参加させてもらって、現地の方の声を聞きました。
いる間は笑顔を絶やさないでいようと思ってたけど、
自分のstageのlast
「Glory Days」が始まった瞬間、
沢山の方々が手をあげて声をあげて盛り上がりはじめて、
自分がこの曲で元気を届けようと思ってたのに逆に元気をもらった気がして、歌ってる最中何度も感情が爆発しそうになって耐えて、
終わった後stage裏でしばらく踞って泣いてた。
あの時の感覚は今でも忘れられません。
そしてその後、
東京で復興支援団体「チーム恵比寿」と出会い、
一月か二月に一回岩手三陸へ歌いに行ってます。
震災から一年。
これからも喜んでもらえる方がいる限り継続して歌いに行こうと思います。
情けないけど、
自分も歌いに行く事で「歌う」事の意味を気づかせてくれます。
こっちが「ありがとう」と言いたい。
一人ではそんなに大きな事は出来ないけど、皆で力を合わせれば大きな力になると思います。
頑張っていきましょう!
がんばっぺし!
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